センサー感度ー? 


(センサー感度ー?)

視覚の働き
私達は子供の頃から(三原色)を教えられ(常識として疑うことも無く)過ごしてきました。が、 しかしこれまでの講義や解析で(三原色論の誤り)→(可減法混色や等色関数のデッチ上げ・・)は、いまや明白になりました。
 「目が光りを感知し、頭脳が(色々の解析を行い、光りの分布状態を)判断した結果が「色」だったのです ←(=色は頭脳が作り出したもの)。 これを肝に銘じてこの流れを追って行くことにしましょう。

 視覚センサーについて、先日(2011.12.10日)触れましたが、(入力光に対する感度)を示すものが有りません(出力型のチグハグな図面だけです)。 ここは(少々乱暴ですが)止むを得ず、推定の感度図を作る事にしましょう。

(グラフの合成)
 10日掲載図の左側は、錐体と棹体の比視感度ですが、この錐体感度の部分に、右端の3錐体の感度図を重ねて置き換えます。(横軸波長目盛り、縦軸は対数目盛りで一致しています)
 感度グラフでエネルギー強度を扱うので、グラフ目盛り配置は(オクターブ型)にします(参照:2011.10.19)。
 ここで出来たグラフは(出力感度?グラフ)なので入力感度を見るため上下を反転しましょう。
(ここでは180度紙面を回転)すると、下に凹型の入力感度グラフ(掲載図)が出現します。(左が赤色側、右が青色側になります)

(グラフの効用)
 グラフが、実際と合うのか、扱い方(見方)に慣れておきましょう。
* 白の曲線が(棹体の感度)限界です。この線以下のレベルでは、一切感知できません。
* 白線と中段実線の間は、夜間の星空の世界です。上のレベル辺りは(星の光り)で白く見えますが、下のレベルは、黒く見えていて(夜空)です。
* 実線より少し上のレベルでは(青色光)にも感度が生じます。(都会の夜空は青いですネ)
  ある画素に、より明るい光が入ると(点描画)のように、該当色を貼り付ける
* さらに上のレベルになると、赤色光の感度が出ます。(夜の標識灯は、赤色ばかり)。明け方や夕方の空は、(赤と青)の光りで(茜色)になる。
* 更に明るくなり緑光の感度も働くレベルになると、赤と緑の光りで(黄色中心の色の世界)が拡がります(バックは棹体の白と青で空色になってます)(後に詳述します)。