視覚  


 視覚

 三原色の追試実験によって、(減法混色は誤り)で ← これまでの(3円型の色配置)は、(フィルターの減光特性の積み重ね)だったことが分りました(数値も単なる加減算でナイ)。
 これまでの説明で、従来の「三原色 ← 3種類の色または光があり、夫々が並列に動作する」の誤りが、明白になりました。

  ☆☆☆ 「旧色彩への拘りは捨てて下さい・・!!」 ☆☆☆  

 これから、(新しい色造りに挑戦)です、フリーに色を考えて行くことにしましょう。
 と言うことで(三原色の追試を始めた)のですが・・(初心者には突飛な話で、マゴついた様子)が見られます。
 そこで「色とは何か?・・人がどのように(色を認識)するのか?・・」など「色の始まり」を少し見ておきましょう。


1、明暗の感知
 人の(色の感覚)は昼間の強い光がある場合に限られますが、(明暗)は夜間の弱い光でも(働き(視覚の基本)になっています。

A)暗順応
 自動車などで、明るい景色からトンネルに入ると、暗くて何も見えません。暫くすると目が慣れて見えるようになります。
 暗い所ほど回復に時間を要します。この回復時間をプロットしたのが上図で(暗順応曲線)と言います。暗順応の回復時間は、実際には上図のように(2段階の構造)になっています。
 逆に暗い所から明るい所へ出たときは、一瞬眩しいですが、すぐに回復します(明順応)。

B)二段階の感度
 はじめの暗さの限度は(−3 →1/100レベル)迄で、数分で回復し、それ以上は平坦になります、(昼間の明るさでは、非常に暗いところは、時間を掛けても見ることが出来ません)
 夜などで辺りが暗い場合、さらに 数分以上〜30分程度の時間を掛ければ(−2.5レベル →1/3000倍)の暗さでも見えるようになります。
 始めの変化は、昼間の明るさで色を見る(錐体の動作)、後の高感度は、夜向きの目(棹体の感度)を示していると、考えられています。

∴ ←(錐体の色)にのみ関心が集中し、(棹体の動作)は、何も解明されていません。ここは重要ポイントです(記憶しておいて下さい)