「新色彩光学」をはじめます

2012年度の「新色彩光学」を始めましょう

はじめに

 現在の色彩学は、「色とは何か?」に始まり→光と色→色のしくみ→色の再現→生活への応用・・などに広がっています。 中でも「光と色」の関係は、重要で(色彩学の主眼)とされる所です。
 「色彩」そのものは、歴史的にも古い時代から自然的に発生した「経験事象を積み上げ」られていました。
 中世以降、いろんな「科学的な知見(1666年ニュートンの分光実験が有名・・)が(色彩の世界)にも入ってきましたが・・、この(科学的ルール)は(色の経験的事実に合わない)と、これを無視する「色彩心理学派(ゲーテの色彩論が有名)」を産みました。
 物理派が妥協して(新理論への手直し)を重ねたため(更に矛盾を深め・・益々信用出来ない)・・の悪循環を繰返して、今日に至っています。 この両者の(対立と妥協)の産物が(現在の色彩学)なのです。
 ここ最近(十数年?)(解剖)医学の発達で(眼球や網膜など・・)の知見が多く出され、脳科学の発展などと共に、視覚や色に対する(頭脳の働き)が注目されてきました。
 これらの状況の中で(従来の色彩学)を(私なりに見直し)たのが、これまでの講義だった・・と言えます。 講義中にも(誤りの多さ)に気付きましたが・・、余りのことに(前講の見直し)に至りましたが、ここで重大なことに気付いたのです。
 現代色彩の大きな問題点は、(白・黒の無視)で共通しています。 これは(色の問題)ではなく、→明暗→エネルギー(光の本質)の問題で、(物理の放棄)という(基本的な重大問題)でした。
 個々の事例は(いずれ再掲します)が・・、結果的には物理派が(理論をネジ曲げ→存在しないルール←ニセ色彩学)をデッチ上げた、ことが直接の原因(物理派のフラツキ)でしたが・・、心理派も、物理(の不勉強を隠し)の否定・放棄をして→「心理(信仰)の色世界」に逃げた?、面は無かったでしょうか・・ 
 筆者としては(過去の責任論なんて・・どうでもヨイ)現代の色彩学(特に光学)が完全に間違っている・・。
 なら←新しい色彩学の(早急な建て直しが要る)となり、余りの事の大きさに、途方に暮れる有様です。(いまさら降りる)はナイ、でしょうし・・、(人材・資材・金力・体力・・)無いナイ尽くしの筆者が、果たして、何処までやれるものやら・・・(では何も始まらヌ)、
 (やるッ!きゃナイ)と、気持ちだけで、始める事にしました・・(せめて、取っかかりだけでも)・・と後は、ゼヒ皆さんのお力添えを・・ 宜しくお願いをする次第です。