色彩度の修正 


(色彩度の修整)

 筆者の(正しい色を再現したい)思いが色への関わりの始めでした。 白黒では、自家処理なので下手でも納得してましたが、カラーの時代になって(総てお任せ)になると不満が出てきます。 パソコン(デジタル処理)になって色の操作が可能になってきたので‥ あれや・これやと弄り回すことができるようになりましたが、中々旨く行きません。 そんな経験から得た自分なりの結論は、色彩の調節とは「彩度を調節することで、他の要素は触らない‥(いじるほど悪くなる)」でした。
 昔と違い、今のカメラは進化していて(写し手の技巧に関係なく)その場の(光の状況を正確に)キャッチしています。だから、写真の(仕上がり調整)が必要になるな場面は、意図的な撮影以外は、殆ど起こらない‥と思っています。 (一般写真ではプリント時に、彩度を上げて(ドキレイダ?)のサービスが流行?(小さな親切大きなお世話ダヨ‥)← 又もや脱線

(画像の色彩度修正)
 自然画像や写真の(データの範囲は)色空間の全域に及びます(当然ですが‥)。 だから色の操作と言うのは、個々の色に対して行うもので、これまでの画面一律操作は(根本的に誤りです。
 従って(色操作)の実際の中身は、総ての画素(一点一点)に対して適正な操作を行うのが正しいのです。
(色彩度の可変範囲)
 色彩度の場合、ある一つの画素の(色彩度)が(X%)だったとします。この画素の上への可変範囲は(X〜100%)まで、下への可変範囲は(X〜0%)までです。
 従って、画面全体の色彩度変更というのは、(画面の全画素データ)について「、色彩度の中心(0%)に向かって一定比率で下げる。またはフル彩度(100%)に向かって一定比率で上げる」ことになります。
 以上によって、色調模様(画像内容)を変えないで、(画像の色彩度の変更)が実現するのです。
(色度の調節)
 色味を付けることは、画素データを(一定の色に向かって等比率で移動させる)ことになります。
(夕焼けでは画面伝体を夕陽の色の向かって移動させるのです。雲や霧の場合 白や灰色に向かいます)、最終的にはその色一色になって形が分からなくなります。)