散乱光と透過光
(倍調波の発生)上の力を受けることで変形し、
太陽からの光は、大気中に入り込むと、空気分子やチリや水蒸気色んな物質に遭遇しながらそれらを潜り抜けて地表にやってきます。このとき(物理的な障害)や(電磁気的な力)などを受け、その進路や電気特性にも色々変更を余儀なくされます。
自然の波は、どんな波も、始めから幾らかの倍調波を持っていますが、 とくに物体の表面に侵入し、表面層との衝突(屈折)を繰り返し表層に出てくる(散乱反射)では、多数の倍調波が発生し、その分布が変わります。我々が昼間見ている景色や物の形は、倍調波の多い散乱反射波です。
(桿体センサーの高解像度)
桿体センサーは、1億2千万個とのことで、驚異的な高解像度です。明暗や詳細な輪郭感知を行います。この高解像度を活かすため、桿体の信号伝送回線は非常に広帯域の高速回線と考えられます。
(赤色波長の倍調波)
昨日の説明のように、赤色信号の倍調波の幾つかが、桿体で受信され、赤色信号に加算されます。
(散乱反射光)
上記のように物質表面からの散乱反射光は、基本波成分が少なく(色度は小さい)、多くの倍調波(エネルギー)を含んだ光になり、やや白くザラついた感じの色になります。
光の強さは、一方からの入射光を、全方向に向けての再発射になるので、反射のレベルは格段に弱まります。
散乱光の強さは、(ここが距離減衰の起点になるので)減衰度が大きくなり、殆ど遠くへは届きません。
昼間は、太陽光など照明の元の光が強力なため、また景色の場合弱い光も広い範囲の光が集まるためみえていますが、夜間には、景色は全く見えません。 (夜景は、電灯など直接の照明ばかりで、照明された反射光も殆ど見えません))
(透過光)
青空を通り抜けてきた光、、水溶液や色ガラスを通り抜けてきた光は、非常にキレイな澄んだ色をしており(透過光)と言います。
この光は、基本波成分が多く、倍調波の含有が少ないので、実質の色度が非常に高くなります。夜間などには非常に遠距離へも到達するので、もっぱら信号灯や航空標識などに利用されています。
また、透過光独特の澄み入ったキレイさから装飾面でも利用されます(ステンドグラス)、 宝石の光やレーザーなどは、結晶構造による(フィルター層)を透過した光で、色純度の高い光です。