光の色 


 (光の色)

 光の表示について、おさらいをして置きましょう。(説明は左上から順に)

* まず始めは(ニュートンの分光図)ですが、理・科学的な(色扱い)の最初と言われます。内容は(光の分解・色並びの発見‥)ですが、他にも→ 電磁波として(周波数の範囲・分布状況、屈折角度‥)など、重要なポイントです。
 (光は電磁波)と判明してから後も(本質的な理解)が進まず(みんなが電磁(波)に囚われて迷路に入った)ようです。 光の周波数は、一般の無線に較べて、桁違いに高く、光の挙動や現象もかなり違っています(先入観に囚われない)。 光は(波である)と共に(光量子)と言って(粒子の性質)も持ち合わせています。
 太陽の光は、非常に広い周波数域に拡がっています、可視光線はその中のごく一部の範囲です。
 夫々の波は、周波数が異なり、継続時間もごく短く、個々の強度もバラバラで‥まるで(豆・穀物や雨粒が降って来る ←光の素片)のように思って下さい。
* 太陽光は、広い帯域を持ち可視光域の(レベルは略一定)です、周波数(分布の密度も略一定)なので、太陽光は(偏りのない標準的な色分布)をしています。
 いま、標準太陽光の光の素片が、球形に並んで集まっているとして、これから貴方は(地球から天空を眺める)球形の中心から(色の空)を眺め観察するのです。
 中心位置から、ぐるりと横を見回すと(周波数並び)になっています。上方は明るく下方は暗く、天頂は白色、足下は黒色です。
* その様子を地図のように表したものです。
 いま(赤色)から横に向きを変えて行くと(赤色の強さ)が変化して、他の色に次第に変わって行きます、(赤線の表示で、強度変化がプロットされています)。
 (色の素片の数)は(=周波数の素片の数)なので、この変化は ←(エネルギーの分布)が変わることです。
 色光の、エネルギーは(E、2E)で示されたレベルです。 色の強さ(色度)は、サインウエーブの振幅です。
  色の素片一つだけでは(力が無く)、数多く集まってはじめて(色として見える)のです。(筆者が、「単一光は無い」、「周波数には帯域幅を考えよ」は、このことです。
* この図を、色の循環性から(円筒形に丸めた)ものです。
 前の図のサインウエーブは(円筒を斜めに切った切口)になっています。
 つまり、(赤く見える光)は、赤い色の周波数成分(素片)が多く分布しているので、赤部分のレベル(エネルギー)が高いのです。
 なおこのとき、筒の裏側(補色)のレベルが、(赤とは逆に下がっている)ことに注目して下さい。(他のレベルより低いが、0とか−のエネルギーではない)
* 前図の円筒の切り口を、円板で蓋をしたら、本図のように円板は(色度の強さ)に合わせて傾きます。
 常に、色の分布状態を示すのは大変なので、色の方向と色度の頂点の高さ(傾き)で表します。
 だから、色の話では、大抵(矢印とか・方向と大きさ)だけで示されますが(裏に色の広がりが有る)ことを忘れてはいけません。