スペクトル光 


 (スペクトル光)

 昨日の図面の左側には、電球や蛍光灯などの(波長分布の図)が出ていました。
 ここで示されている(特異なスペクトル光)の説明(色の解析を忘れて)を飛ばしていました、
 スミマセンが(3月31日:色度の分布)へ帰って下さい。

(色の純度、要点)
* 同じ色を足した場合(R+R=2R)で、エネルギー2倍、色の振幅2倍、なので、色度(2/2=1)は変わりません。
* 赤と緑の場合(R+G)では、エネルギーは2倍ですが、色の振幅は1なので、色度は(1/2=0.5)です。
* 3原色を足した場合、エネルギーは、3倍になりますが、色は全く有りません、つまり色度は(0/3=0.0)です。
* 2色の合成で、色度は平行四辺形の斜辺の長さ、エネルギーは2つの加算、なので
  色の純度は、色の純度=(色度)/(エネルギー=光) なので ← これは(色彩度)のことでした。

(スペクトル光)
スペクrトル光は、これまでのような連続した広い周波数帯域を持たない、で特定の周波数エネルギーだけの光で、これまでは、全く異種の光として取扱をしないで(敬遠して)きました。 が、(人工光源が農・工業や交通・照明など‥)多方面で利用されるいま、これを無視することは出来ません。(これまでは、人の目の感じた(明るさ)しか測られていなかった)

 光は1本の周波数では(力)になりません。だから(エネルギー)の大きさは(帯域幅に比例)します。
 上の式は、→ 色の純度=(色度)/(帯域幅)←可視光線域 と書き替えることが出来ます。

 スペクトルは「帯域幅が狭いのに色度が非常に強い」 ←(色彩度が異常に高い、特殊な光です。)
∴ 以上は、(エネルギーと帯域幅)に着目した取扱で、実際にこの(光が見せる色合い)は不明です。
∴ 蛍光灯など一般光とスペクトルが混在する場合、一般光の強度・色度と、スペクトル(周波数と強度)を併記すべきです。

(色フィルター)
 一般には、ガラス・合成樹脂(アクリル板など)・水など‥の溶液に、色素を溶かし込んだもので、希望する一定の波長域の光のみを通過させ、他の光は減衰・遮断しようとするものです(←透過フィルター)。
 通過帯域もある程度の減衰が避けられないし、1枚のフルターだけで(希望の遮断特性は困難)なので、多層重ねをします。
色フィルターを重ねると、所望の色光エネルギーに対して、域外のエネルギーが小さくなるので、色の純度が上がります。
 エネルギー(光の強度)に対して色度が高いことは、色の透過性が高い(透過光)になります。
 フィルターを重ね、周波数帯域をを狭めるほど(透過度)が上がり→(スペクトル光)に近づきます。
 信号灯や標識ランプは、アクリルなどの(色レンズ(フィルター)を掛けて、光がよく通る(透過光)を作り出したものです。