波長と周波数変換グラフ 


 波長と周波数

 色彩の書物で(光の記述)は全て(波長)で記されています。周波数による説明は見当たりません。
 (光の屈折や干渉‥の原理説明‥以外)大抵のものは(光のレベルや色に関するものなど‥)周波数表示の方が適しています。(単に、軸や説明の良否・巧拙でなく、本質を見損なっている場面が多いので注意して欲しいのです)。
 さてまた、前置きが長くなりそう‥ 
 周波数と波長の関係については、(c=fλ)なので、f=周波数も、λ=波長も、同じもの‥と思ってる人が多いようです)。がこれを(f=c/λ)と書き換えると、(周波数と波長は逆比の関係)がハッキリします。(参照:2010.2.24)
 先日の(光の重畳)の説明は、光の周期性を(周波数表示)したことで、解明されたものです。 他にも色に関する内容が、表示法で大きく変わるものがあります(倍調波や、光や色のレベル‥など ←参照:予講1.17)。

(波長→周波数、変換グラフ)
 波長表示の図表を周波数表示に(その逆も)替えるための、グラフを作りました。
 色の循環性を考慮して可視光線帯域を10等分(1.0〜2.0)の(色帯域表示?)をベースにしました。
 三者を合わせて読めるグラフにしました。色と関連が良いし、光重畳の色相回転も容易に計算できます。
  使い方は簡単です
 波長から始める場合は、左軸の波長の値から右へスライドして(波長線)と交差します。
 この点から、下にさがると(色帯域表示)に行きます。この色帯域の値を上下すると(周波数線)に当たるので、 そこから右に進むと周波数が読み取れます。
 、波長(nm)と周波数(Thz)がよく似た値になるので注意してください。

∴ なおこの(色帯域の表示)は、標準の色値(世界的な色相の基準)にもなり得るものです。別に稿を改めて検討します。