白黒の色軸 


(白黒の色軸)

 毎度お馴染みの図面ですが(何が見えましたか?‥)。 カラーボックスに(白黒の軸)を付けて回転させたものです。「赤・黄・緑・空‥と色の並びが」‥ご正解です、よく見えました。ついでにもう一つ‥
(プリントが悪く見難いが‥)全体的には上が明るく下が暗くなっています、つまりここの上下は、光の強度(明暗)を表しています。
 夫々の色に明暗がある(例えば、黒〜赤〜白、全部赤色です) ←(これまでは(赤の明暗)でしたが(赤い色の白黒度)です)。 ま横から見た軸の高さが(白黒の程度)です
 横への(色の変化)は(太陽光スペクトル)の並び(色種の違い)です。つまり横方向は(周波数←波長)の変化ということです。 (この2点が、今日のポイント)

(色の周期性)
 この図面の両端を後ろに廻して接続すると(世界地図(一寸粗いが)のように)←色環が繋がります。
 →色の周期性や倍調波の話(参照:2011.1.17)を思い出して下さい。(紫と茜)は、オクターブ違いの色だったのです。(紫色光はナイ?‥と説明した本があるが)

(単一光は無い)
 光の周波数が、完全に一定すること(単一光)はありません。ある程度の幅で(分散分布)しています。 (かりに緑色)といっても、頂点一つだけの光ではなく、その辺り一帯の光が集まったものです(横幅がある)。
 光は粒なので、レベルも厳密には連続していません(時間的に強弱があり、上下に振動しています)。つまり、光は付近の光が集まって力を出すもので、完全な(単色光)と言うのは存在しないのです。

(虹は不鮮明)
 虹は、上の図を(赤を上、青を下にして)引き摺ったものです。虹はいつも不鮮明で(←黒雲バックでよく見える)七色の色種も境もハッキリしません。
 どの色も(例えば赤)色がハッキリしないのは、(白〜赤〜黒)の混合だからです。←(光の強さは一定ではなく、常に強弱の光が混じり合っているのです)。

∴ 光の波は、多くの周波数・色んな強さの波が集まったものです。(波の形に拘らないコト)そのときの現象や原理に合わせて柔軟に考えましょう)