色彩度 


色彩度

 これから絵を描こうとしたとき‥。自然の色は(千差万別)なのに(色料は限られ)るので(色を合わせ)が欠かせません。
 しかし(混色)は、(色合わせ)が難しい上(色濁りが起こる)ので、キレイな色を創りだすのは大変難しく、まさに「職人のカンに頼る」しかなかったのです。

(色の3属性)
 本講と従来の色彩学では、色の基本に関する部分で、各所に大きな違いがあります。 とくに従来の(色の3属性)→(彩度)などでは相容れない(新しい概念・解釈)なので(色調・色彩度‥)と混乱を防ぐため新用語を用いでいます。
( ←従来の明度は、本講では白黒度)(彩度は基本的なの誤り)なので、全く別の概念(色彩度)を提起しています。
 本講の「色彩度」は、これまでにも示してきましたが‥ 全色を配置した色の立方体で、中心の無色から、外に向かって拡がる(色の変化)のことです。(上は再掲図:3月10日)。 
(同心立方体)
 立方体の表面はキレイな色(純色)をしていますが、表面のすぐ下は(玉ネギをめくる様に)ほぼ同じような(色模様)が現われ(僅かに灰色濁りが)入っています。
 →さらに、表面をめくって中に入って行くと、次第に灰色濁りが多く、色模様が薄くなります、→ 中心点では、完全な灰色(元色)になります。
(図面: → 同心の箱と、積層の蓋‥)

(色の広がり)
 立方体を外から見ると、表面の色は、中心に向かって中に入る程、色は次第に薄くなり、灰色が増加してきます。
 中心から表面に向かって(色は放射状に広がり)表面と中心を結ぶ直線上に並び(同一の色)とします。
 中心の位置は(色彩度(0.0)無色ですが、表面に向かい外に行くほど、色は明瞭になり色彩度が、上がります 。
 (図面: → 色のお箸が集まっているような‥)

(中心に向かう色←色彩度)

 色彩度は、中心から表面に向かう直線です(色も同じですが‥)。中心が(0.0)〜表面で(1.0)です。
 表面と中心を結ぶ直線は、その位置によって傾きが(全て異なって)います。 言葉を変えて言い直します。

☆ 「色彩度は(中心と表面を結ぶ直線)のため、全ての色夫々で(傾斜が異なっている)のです。

 これこそが、これまで(色彩の解析を困難にした)最大のポイントです。‥この点の解明が(色彩の革命)なのですヨ!!‥
 ( 首を捻ってる?‥トキじゃナイヨ 、シッカリマスターして‥) 

 全ての色は、中心(元色)に向かっているのです(断じて黒ではないのです)。
 黒も白も補色も原色も(全8色)すべてが立派な(独立カラー)だったのです。