立体内部の色  


 立体内部の色

(立体内部の色)
 頂点からの色の染み出しは、線や面に限らず(立体の内部)にも拡がっています。
 2点間の色の関係は、何処でも成立しています。(←均一な色空間です)
 周辺は色が明瞭ですが、中心近くほど色が混じり合って灰色(無色)になります(Boxを作った人はよく分かる)。

(色空間)
 立方体の全域(表面と内部)を(色空間)と呼びます。色に関する(存在・現象など‥)全てはこの領域内のことです。領域外は全く別の世界で、一切関知しないのです。

∴ 写真の扱いで(白飛び・黒潰れ)など、色空間を逸脱する話(計算の誤りでく発生した架空の数値)がありますが、色空間を逸脱した時点で、即(色の話)として破綻です(以後は全て騙しのテクニックです)。
 →(つい横道に外れてしまい、大切な話を忘れる所でした)

(3次元の色空間)
 これまで(色の話)というと必ず(円形配置の色相環)が出てきました(後には、白黒軸も入りましたが(無彩色)で、普通の色として扱っていません)(←参照:2011.1.9)。
 これまで(現在も)色の世界は、みんな(2次元の世界)と思っているのです。
 円は(直線を曲げたもの)です。(白黒軸の方向)を入れても、色の拡がりの範囲は(2次元の範囲)に収まっているのです。
 (色をとことん細分した数は、「無限大」と同じ言葉になりますが、次数(全く比較にならない桁違い‥)を感覚的に理解して下さい)

(色の総数)
 色度の細分をして色数を増やすとき、2次元と3次元では大違いです(8段なら2乗は64種で3乗は512種、256なら6万5千色と1678万色もの違いです)。
 熱い!痛い!など一般の体感は(複雑よりも素早さを求めた)大小だけの1次元ですが、 色は(数多くの種別)を準備して(人の細かな情感に訴える)方式を選んだのです。
 自然が(人に)準備してくれた(みんなが持っている)この大きな識別能力を、正しく受け取り、感謝し、利用して行きましょう。

 (何でもないこと)と思う人も居るでしょうが‥、ここらに気付く(感性)が欲しいのです!‥(黒は単なる黒1色だけではない)