色が見える


310 色が見える(反射と透過)

 色が見えることは、物体が出した光(発光・反射・透過)が目に入り)頭脳が色や形を判定したということです。

1、まづ表面で見ると、光の一部は物体表面(界面)で直ちに反射されるもの(←鏡面反射)と、界面を通過して物体の内部に入り込む(屈折する)ものがあります。
2、この光は、さらに物体内部の分子などに衝突し、更に進行方向を変えられます(このときの運動で力をを失います)。
 表面のごく浅い層で表面に出るもの(分子の並び構造で決まる)←(固形物などの表面反射、表面色)
3、さらに衝突を繰返したが、元の表面に出るもの(図では拡散反射光と説明されている)一見反射光のようですが透過光です(セロハンなどの表側の色←透過型の色素など)
4、更に奥深く進入するものなどがあります。一般の透過光です(物質層の厚みに対応して光は弱まります←透過度)
5、これらは、物質の構造・状態(液体・固体)と光の波長や照射・反射の角度でも異なり、色を見せることになります。

(分光反射率)
 右の四図で、「上が白紙の波長別の反射状況。 次が赤いリンゴの表面のばあい。下は物体の表面(界面)を超えた光が(選別吸収)されて弱まり。 残りが透過光として更に内部へ進んで行く」と言う説明です。
 しかしこの図は、全体的な大まかな説明で、詳しいことは要領を得ません{ある光(標準光?)に対する白紙などの反射}と思われ(入射光・反射光の図)ではありません。

1、上に述べた屈折・透過を繰返して上に出る光(透過型反射光?)
2、入射角度で異なる反射や透過の角度や強度
3、光の偏光に対する反射特性の違い
4、これらが波長によって(可視光以外も)どう違うのか、