海の波 


海の波

 何でもトコトン追いかけるのが筆者の主義(趣味)、自身がサメに食べられそうになった話を、いま孫チャンに話していた所です(hi)。 暖かい日にでも(海は今からが冬なのでチョット寒い!ご用心)散歩がてら,防波堤か河口に出て観察してみましょう。

 船が矢羽根のような(曳き波)を起こして走って行きます。次第に広がった波は岸壁に当たって(反射)します。 防波堤の裏側にも、弱くなるが周り込みます(回折)。浅い岸辺や砂浜には波が(波は深い所が早く浅いところが遅いので)平行に打ち寄せます。
 もう一杯別の船が来ました。 曳き波どうしが重なると(そこだけは波が少し高い)が、後は何も無かったように(曳き波は交叉している)そのまま進みます。「←波の保存性」。

 (光の波をを重ねることは出来ても、混合することは出来無いのです。(赤と緑の光の合成と、元々黄色の光りは全く別物なのです)。
 さらに光(波)を重ねたとき(干渉は起こるが)、波のエネルギーが消滅すること(←減法混色)などあり得ません。

 波は岩や砂浜など物に当たって砕けて、次第に小さく、無数の微振動になり、そのうち分からなくなります。大きな波は数が知れていますが、小さな波はまさに桁違い、どれだけあるか見当も付きません。
 お互いが干渉し合って、表面的な動きは小さい(見えない)が、波のエネルギー(エネルギーの大きさは振動数の2乗です)の殆どがここにあります。 波のエネルギーは結局、「海の温度」と言う形で保たれます。
 港や河口などでは、ボールのようなブイが浮いています。ブイ自身は上下するだけで、波の大きさや形・方向など知るはずがありません。
 波の強さ(エネルギー)を考えるときは、波の高さ(振幅)と変化の早さ(周波数)に注目すべきで(波長や色ましてや反射率など)は、およそ話を混乱させるだけです。