黒色の混合 

黒色の混合

(カラーボックス)
  (*0129)を作った人は見てください。 白頂点を上にすると、上の3面には明るい色(明色)が集まります。
 この中から2色を選んで混合すると、出来上がる色は、2色の中間になります。
(上の3面のどの色を混ぜても(灰色混じりの明るい色で)決して暗い・明瞭な色にはなりません)。
 ここで底の黒色を混ぜると、合成色の位置は中心より下になり(灰色成分も濃くなりますが)赤・緑・青などの(暗色)領域に入ることになります。
 分かりやすく言うと (黒色の混入で、明色を暗色領域に引っ張り込む)のです。

* 印刷インクは「減法混色」ではありません、「黒を必ず含む色料の混合(中間混色)」なのです。
* カラー印刷は色が悪い(彩度が上がらない)のは、この方式の宿命です。
* 実際の印刷では、出来るだけ混色を避けて(色が濁るため)多色刷りします。(混色部分は僅かです)。
* 黒の混入で色が生まれ変わります、(白黒)も新しい色の要素(原色)です。