キーカラー 

キーカラー

(211)  印刷の「キーカラー」

 (減法混色の誤り)
 これまで「色料の減法混色」は誤り」→(色料混合は中間混色)と指摘してきました。
 暗くなったと思うのは(色料の重なりや固形化による)ものです。
 これ以外にも、実際には(混合で変質)する場合(蛍光色の重ね塗りなど‥)もあると思いますが、さらに次のような心理が働いたと、筆者(=私)は考えます。
 2色を混合すると(純色同士でない限り)必ず彩度が下がります、(彩度が下がることは→色が無くなる→暗い)という風に感じる(色明度と言う人もある)ように思います。

 (白)黒の感覚はむしろ←光があるときの感覚です。

 カラーの印刷は、減法混色の見本のように言われますが。
1、色インク(CMY)の混合→明色同士の中間混色}と考えると→余り暗くない)
2、多色刷りだから、(フィルター効果の重なり)と見ても→(印刷だからそれ程の厚みはない)
3、いくら色料を増やして(反射を見るから灰色が濃くなるだけ)、フィルターを重ねても黒にはならない)
4、色を重ねると濁るので、印刷では出来るだけ混色を避けています。
 実際には、 黒色を使用しており、CMYだけでは「まともな色は絶対に出せない。
(減法混色)では、暗色の再現が困難だから、C M Y (K)黒色が必須でした。
 Kは黒色と思っていたら(キーカラー)というそうです。