「減法混色」は間違い(実験の失敗) 

「減法混色」は間違い(実験の失敗)

 「三原色の実験(」1月31日)の「色光の加法混合」は、簡単な実験でも図示の傾向を見ることが出来ます。しかしもう一方の「色料(CMY)の減法混色」は確認することが出来ません。

 (絵の具による実験←掲載図)
 水彩絵の具も学習用では(シアン・マゼンタの)色がありません。特別に入手して試した結果ですが‥、
これは失敗作なのです(色の先生方はこれでOKにしたのでしょうか?)。
1、まず黒色に注目してください←灰色でどうしても黒くはなりません。
2、他の色も塗った当初は濡れていて色が薄く比較になりません
3、乾燥しても色は、それ程濃くはなりません。
4、何度も色を塗り重ねると、次第に暗くなり所望の色に近付きます。
5、このときの絵の具は、広がった色ではなく(ムラがあり固形の絵の具層)になっている。(厚みで光が遮られて暗くなっている←陰であって色は濃くならない)
 以上、結論が出せずこの(実験は失敗)でした。、

(混色水溶液の実験)
 透明で厚みの薄いプラスチックケースに(絵の具の水溶液)を入れて実験しました。(液の深さに注意を払えば白いお皿でもよいと思う)
1、色の変化傾向は、図示の傾向が確認できます。
2、ケース(色)の重ね数に応じて減光効果がある。
3、混合液の場合も、減光効果はケースの厚みによる
4、2色混合のばあい、減光の程度は、2色の明暗の中間になる。
5、3色の混合液なら3色の中間、3色を重ねた場合は殆ど灰色。

 以上の実験で、「減光の程度は、単色の場合は色料層の厚みによる、色料の混合では両者の中間値になる(元の色より暗くなることは全くありません)。
 不十分な設備で精度はよくないが、「減法混色は誤り」と思われます。

(後ほど気付いたことですが、この実験は、進入光の裏から見た場合「色フィルターの実験」になっていました。