学校で習う三原色


 「色扱いの基本的な違い」
 全ての色は三つの色の組合せで出来る(三原色説)と、小学校の理科で教えられました。 初めは(赤緑青)の3色でしたが‥、現在は、「加法混色で(赤緑青)、減法混色(黄色・シアン・マゼンタ・(黒必須)に無彩色(白黒)の計5色、さらに和差選択の4原色説(赤黄緑青)。」と次第に複雑になり混沌状態です。
 これは「3原色説が絶対だ‥」として「三つの原色(光)を求めた(写真関係)、三つの原色(料)を求めたが白い台紙と黒が必須だった(印刷関係)」三原色に固執したからです(現在も‥)、

 最近の医(解剖)学の進歩で、眼の構造や働きが分かってきました。網膜には色の関する3つの錐体と桿体があり、外から光を受けて反応して色や形を作っているそうです。 「色」は、この眼のセンサー出力を受けた「頭脳コンピュータが作り出したもの」だったのです。
 センサー出力がどのように操作され・組立てられどのような色判定をするか‥?、が色彩(心理・応用)学の分野です。
色んな種類の光が、発生から目に到達する迄に受ける変化(選別・屈折・反射・減衰など‥)は色彩工(光)学の世界です。

 この両者の混同が、現在の色彩学の混乱の原因です。色を正しく取り扱うために、充分な注意を払って(ムリな当てこすりや押付けを無くして)行きましょう