8、色感度のまとめ

* 色感度のまとめ

 昨日の話は、(初心者に)分かり難くかったでしょうか?、チョット(先を急ぎ過ぎ)たようです。 ←(話の詳細)はその内に分かるので、まづは(大きな流れ)を確実に掴んで下さい。

(光明強度範囲)
 光強度は昼夜で大幅な変化をしますが、人の目が同時に見得る明暗の範囲は意外に狭く、白と黒の明暗差は(6Lv)程度)です。 色感度もこの範囲の中にあるので、人の目の感度は、詳細な図柄を保ったまま、全体レベルが、その場の明るさに合わせて上下します。 ←(光強度の絶対値ではなく、物体の色や明暗は相互比較の値として見ているのです。)

(目が感じる、色や明暗の範囲)
光の範囲と (第1図左)は、
 光の明るさ(レベル)の図ですが、(白昼から星空まで27Lvもの明暗差があります)
 小さなカラー立体は色のレベルの高さと幅を示しています。
 ← 右側(2B図)はセンサー感度図ですが、感度レベル曲線の下端はBoxでは黒です。
 ← その上(2A図)は、光のレベルを調整(感度図が上下)すると、図のように(分布傾斜と感度図が重なり)この部分がセンサー出力(色の検出)になります。

(第3図)は、
 前項のLMS感度レベルでの。Boxの色の詳細な構成を示したものです。 ← つまり第2図のLMS感度図を円筒形に捲きつけた、と考えます。 (光の強度は上下に、色は3方向に斜めに、波長数は円筒表面に並びます。

*、光強度は昼夜で大幅な変化をする、
*、光の状況に合わせてセンサーの感度は、(レベル曲線図面が)纏まって上下移動する。
*、目が見得る 明暗範囲は一定の範囲(6Lv)程度なので、(白―黒など色幅はこの範囲内)に限られる。 ←(つまり範囲外のレベルは(眩しいか暗くて見えない)扱わない
*、LMS感度(移動平均の基準値)は、桿体センサー感度に揃えます(色順応)
*、センサー感度を、レベルの中点で折り返すことで(補色・無色)の体系を作ったのです。