新しい色諧調 

 新しい色諧調

 (旧三原色の色配置)
 旧色彩学は、三原色(色光)説なので、「色の配置を、(上段の図)のように加減法混色(三色円板)から→(球形)の六色立体色相環へ・・と考えたが、実際には、色配置や形も崩れたモノに(マンセル立体など)なりました。
 旧三原色の誤りの根本は、「可視光域の三原色(素)光論」にあります。 色の現象やその原因を(色素論)に求めたので、総ての理論が現象に合わず、破綻したのに(ムリを押し通した)コトにあります。

 (新しい色の配置構成)
 昨日お話したように、私達は旧色彩のような三原色(3方向)方式は採らず、 色は(補色の対)と考えて、「色の成分(構成要素)が直交3軸方向に沿って配置される」としました。
 ←(色が従来のように、軸上に並ぶのではなく、色は3つの要素が集まって構成される)とするのです。

 (三色円板と色の立方体)
 左上段の図は、旧色彩の3色円板と球形色相環の説明図です。
 この円板で回転ゴマを作ると、(円板の明るさが違う)ので、(中段左のような)2段の円板構造になります。
 この2段ゴマの色位置(中心)を(糸などで結ぶと)すぐ右側の立方体の形が見えてきます。 ←判らない人は、実際に工作をしてみて下さい)

 (4つの色軸と諧調)
 この立体は(中段右図の4つ)のように、立方体の頂点(8つ)は、夫々が原色で、各頂点の色は(立体の中心を結んだ対抗位置が)相互に補色の関係になっていて、4組の色軸(赤ー空、緑ー茜、青ー黄、黒―白)になっています。
 またこの軸に沿った高さが色諧調を示していて、 全ての色は、どれも4種類の色(諧調)の合成になっています。
 ← 旧色彩では、原色は独立した色で、他色の混色では作り出せない色、としてきました。

 ☆☆☆ この4種類の色諧調の合成(重畳)も、これまでの色には全く無かった新しい感覚です。 ☆☆☆