カラーBoxの製作ーⅤ 

 (カラーBoxの製作ーⅤ)
 先日から皆さんに「カラーBox」の製作をお願いしています。 来週からの講義を「色の配置」にするので、その学習材料として必要になるモノです・・、全員に製作をお願いをしています。
 型紙(色票)を先日からお送りしています。適当なものを切り抜いて立方体を製作して下さい。)
 カラーBoxの製作の記事は、本HPの(2011年3月の上旬)に掲載したものです。 この頃から、Boxの性質や利用などについての解説が進められているので参考にして下さい。 ← (このページの記事一覧から遡れると思います)

 今日の図面は、色の立方体を夫々の色方向から眺めたものです。 色の方向は、中心から立体放射状に(4軸(諧調)8色)に拡がりますが、原色頂点は(図のような表面の3平面の角の色が集まった形になっています


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 色彩関係者は(私も同様)、みんな科学(特に物理)に弱く、まさに(オンチLevel、違った人にはゴメンネ)で、現在の色彩学をムチャクチャに潰しました。 さて(怖いセンセイに叱られそうだから・・転題します)

 (電磁波のお話)
 昨日の話(電磁波)を、もう少し詳しく見て行きましょう。
 色彩学で「電波の話」になると・・必ず(長いサインウェーブ)の絵が出て、波長云々の説明が続きます。
 あのような、一定波長で連続した波は(人工の無線通信や測定器にしかナイもので、自然には全く存在しません。←(海の波を少し詳細に観察して下さい。必ず大小・長短の波が重なって複合したものです)。
 波に小さな木片を浮かべて(水の一部と見て)動きを観察すると、木片の場所は移動せず、その場で波高に見合った回転運動をしています。

 (光の波長について)
 ご存知のように、(速度=波長x回転数)の関係は皆が知っていますが、実際にどう役に立つのか?・・、色彩関係者の(波長)は言葉だけで、中身を知らなかったようです。
 音楽のばあい、ドレミは(周期・位相)などが関係するもので、音速の(340m/秒)や波長は、あまり関係ナイ項目です。
 光のばあい(色に周期性がある)とするなら、波長よりも周期→(回転位相の方が重要です。
 波長についても、一般の電波(ラジオTVとは10桁ほど)まさにケタ違いの現象です
 また、電磁波の(波長や周波数)については(比率並び)とすべきなのに(波長表示)しか知りません。

 (単一波長は存在しない)
 同じ波長(周波数・周期)の波を重ねると、波高が次第に高くなり、その形を維持するのにエネルギーが要ります。 だから通常は、周期の違う波が(お互いに埋め合うように)集まっていて、このような波長の集まりの範囲を帯域と呼びます・・、
 だからどんな波でも必ず帯域を持っているし、それが光の強さ(エネルギー)になるのです。
 旧三原色は、光のエネルギーを知らなかったので、(光の強弱や明暗)のナイ色彩体系になった、と考えられます。