光の混色 


 光の混色     
 (光の混色について)
 混色は(色料の話)で・・ 「光は(波なので)混じらない」、と筆者が言ったのに、 昨日の話は(?)・・、と思った人に説明をします。 (よく気が付きましたネ、ゴリッパ!)
 (単一光はナイ)
 これまで、「600nm)の光は赤色で・・ 」 などと、言ってきましたが・・、正確には(600.00・・・nm)の光」は、有るとも無いとも言えないのです。簡単に言うと、光は隣接する高周波数の電磁波の素子が集まった(粒が連続したように見える)からてす。
 光の素子は、単独では小さく弱い(何事も起らない)ので、数多くの素子が集まって漸く(光)になります。
 だから、光の話で「波長を言う」とき、それは (中心波長以外に帯域幅や集中度、レベル強度・・ )など、必要事項が既知、としての話なのです。 ← (誤解を生みそうなときは、必要項目を付加しましょう)
 ←(光の測定器は大抵が(nm表示)なので、赤色が間延び(青は縮む)表示になっています)。
 (色温度
 第1図(左端)は、太陽など熱擾乱光の場合、光源の温度と放射される光の波長分布を示したものです。
 光の分布域は、(可視光線域範囲)より遥かに広いため、全体の形は見えず、一部が(分布傾斜)として見えるだけなのです。
 だから、波長分布の傾斜を測ることで放射の状態(ピークレベルと距離)を知ることが出来るのです。
 (光に色はナイ)
 私達はこれまで簡単に、(赤色光)とか (青色光)とか呼んできたのは、光に白紙を翳したときに(青色)に見えると言う程度で・・ 、「○○波長の光が□□色を持・・) ということはナイのです。
 光を受けて色が見えたとき(可視光範囲の範囲は狭いので)同時に全域の光(波長によって分布の強度の違いはあるが・・ )を受け取っています。
 私達は、可視光全域の(光の分布傾斜で色を判別)しています、特定帯域の有無で色を判別するのではありません。  ← 例えば、RGB値から(600nmはR域で赤色だ)など・・と言いますが、(600)の光がピークとは限らない(鋭く遮断しても色は見えます)
 (光の加法混色)
  つまり、RやG・B等のセンサーは、個々の光を単独で測るのではナク・・ 、視野の一定の広さ(画素)範囲で、一定の時間(掃引周期)で、一定の波長域の光を待ち受けて、その粒数を集積(カウント)して纏めて(波長域の全体でのレベルしか分からない)報告をするのです
 光の波は混合しないのに、色が混合して見える(光の加法混色)は、このためだったのです。

  ☆☆ 今日の話は(光と色は対応しない)は、非常に重大な色勘(感)変更です、落ち着いてゆっくり消化してネ・・  ☆☆