スペクトルと色相環
スペクトルと色相環 外光スペクトル、全色環
色彩の書物を開けると、まずスペクトルの話があり、それから色相環の話になります。
(筆者が気になるのは・・ 、同じ内容でも(書物によって)色や図柄が、微妙に違うことです)。
(以前にも言いましたが・・)色に何の基準もないので、(皆が勝手な色を塗っても)どれも間違いではないのです。 ←(色の原器は、各社まちまち・・ (赤らしい色)と思えば、それが(赤でよい)。
(色の基準)
初心者で(マンセルやPCCS・・など)あるんのでは?・・と、言う人に・・ 。あれは色の整理法であって、(再現実験できる)理学的な基準ではないのです。
← (例えば、 色相、赤(0°)とするが、赤の取り決めはナイ。 同一色相でも(黒〜色〜白)とあるが、明度が決まっていない)
PCCSやマンセルなど立体色相環も、色配置の実態に近付けた、と言う提案で(確認されてイマセン)
∴ つまり「、物理的に示された基準は、全くナイ」のです。
(図面の説明)
*1、最も下の図面は、(先日示した)、波長換算尺で(下が比k利の周波数(400〜800Thz,)。
*2、その上(100°目盛り)、色の周期性を考えて、可視光範囲を1オクターブとしたもの。
*3、色の帯、当初 「太陽光の色光環」を、水平に表示したものです。
←(近赤外の表示が大げさ、近成赤外・近紫外とも両端は暗い)
*4、波長目盛り、(通常は380〜780nm)とされる。
*5、太陽光スペクトルの図 (暗線・波長指示がある。(波長はオクターブ表示に合わせた)
*6、PCCSの色配置、 (色相環なので、周期性配置と見ます
*7、 六色色相環、 直交三軸の立方体で、白黒を軸にすると六色色相環が出来ます。
(太陽光のスペクトル図)
図面は、特定の色位置で揃えて切り貼りしたもので・・ 詳細波長は不正確です。
本図の特徴は、色の付いた波長範囲が狭い(400〜700)ことです。 (筆者の実験でも広い範囲の観測は出来なかった。 等色関数ノデータから見ても、実際に見える範囲はこの程度で、・・
← (一般のスペクトル図は、どれも架空の図面だった・・ ようです。
(PCCS色環図)
色配置の日本標準とされますが、・・(立体図のモノではないので)明度の扱いが不明です(色度最大と思う)。
色環なので(周期性と考え)ると、図のような配置(緑を中心)になりました。
赤紫と青紫の(両端域は暗く)、この部分の連続は(人工色)です。
色の配置は(心理四原色)よりむしろ、上の(六色環)に近いようです。