明暗画像 


 明暗画像
(明暗の範囲)
 人の目は、白昼の太陽光下から、夜の星空まで、非常に広い(明るさの範囲(26Lv)を扱います。 昼は錐体センサーによる(色の画像)・夜は棹体の高感度を利用した(単色の明暗画像)と、2段階の感度構造になっています。 棹体の動作は(高感度で動作範囲も広いので、明暗がやはり(視覚の基本)と言えます。
 同時に見得る(明暗の範囲は、意外に狭く、数Lv程度)です。明暗は、その場の明るさに合わせて基準を上下(副尺を移動)させて、精密に明るさを測ります。
(棹体のデータ)
 棹体の総数は(1億2千万コ)あり(データ収集が追い付かない)ので、(100万コ程度の)画素単位のブロック(ネット系列)単位での動作になるよう、データを纏めます
 感光データは、常に蓄積し(計量・掃引を受けると解放)するので、(白黒ではなく)階調を持つ(レベルデータ)になっています(FAXではなく写真型)。
(データ画像の作成)
 網膜に散らばった、画素単位のデータは(レーダー方式など)一定の掃引操作で順次収集されて、画像として組上げられて行きます。
(画像データ作成)
 目の動作は、(安全のため)低感度から始めます。  画面作成のために、グラフデータを順次埋めて(掃引)行きますが・・このとき同時に、新データを併せた(データの平均値 ←移動平均)を求めます。 ←(明暗画像の基準点ですが、色彩画像の基準にも使用されます)。
 また移動平均を求めることで、白や黒に偏った画像はなく、(+〜0〜−)のデータになります。(オート露光)
 このとき、データ値を順次記入しますが(平均値を参照して)一定レベル以下(数Lv)は、切捨てます、
 ← 画面内で(白く明るい部分)があるとき、レベル以下のデータが(黒色)になるもので、黒色は(白の補色)として発生するものです、白が弱いと(明瞭な黒)は出来ません。
 一連の掃引動作が終わると、一枚の明暗画像(モノクロ写真)が完成します。
(明暗の順応)
 錐体のセンサーデータは、掃引の度毎に、データの読取りと蓄積量の解放を行います。 棹体センサーは数が多いため、一度の掃引では、画素内のデータは、一部しか読めないため、何度も掃引を繰り返して、全データを読み取りを行います。
 だから、棹体の明暗データの完全読取には、かなりの時間を要します(暗順応)。
 また、(明るいデータから順次読取るルール)のため、(更に長時間(30分以上)暗所で目を慣らす(蓄積効果)ことで、(光の粒)が読めるほどの高感度(超暗順応 回復時、眩しく危険です)が得られます。