ニュートン分光実験

ニュートン分光実験

302 ニュートン

 光の話でまず最初に出されるのが「ニュートンによる分光実験(1666)」で、(細隙からの太陽光をプリズムで分光し赤橙黄‥紫と波長順に並ぶ)ものです。
 このように光を分けることを「分光」と言い、この虹模様を(太陽光)の「スペクトル」と言います。 さらにニュートンは、分光した光を凸レンズで集め、再び元の白色光に戻ることも示しました。
 これまで、呪術や芸術の世界だった「色」を科学として扱った最初のものとされています。
「色彩は科学である(心理学だと逃げない)」心構えを大切にしたいものです
 (この図の場合、プリズム内の光路?、空中の光は見えない、白紙に受ける、波長の数値並び、など不備があるが‥ここでは採り上げない)

(1)単色光「単一の波長の色光を(単色光)と言い、太陽光は白色で単色光の集まり(複合光)です」との説明が多いが‥。 「色」は「連続的に切れ目無く変化する」ものと考えます、単色といっても厳密に言えば(境)がありません。ここでは(上に挙げた何色か程度)の意味です。
 ここで注意。(単色光→原色→単一光→単一波長)と特定の波長を求めないことです。通常、光の性質として(単一の光)が集まることははない(レーザーは特殊)のです。

(2)白色光は不適切  無色の光は(全色光)と呼ぶべきで、白色は三つの色光を合わせたときの(白い色←雲など)を言うべきです(話を混乱させる元になる)

(3)可視光線の範囲
 本図では、(可視光線域)として、380〜780nm(両端は暗くて見えない筈)まで色が塗られています。 この外側に紫外線・赤外線領域がある筈ですが触れられていません。波長による屈折率が問題だから、隣接域にも注意を払う(現象の普遍性)べきでした。
 
(4)色の周期性(後述)の点から、波長(周波数も同じ)範囲よりも(1:2の数値比)が正確に求められます。

(※ 添書きの話は、充分納得できなくても(記憶に留め置く)で結構です)