永い間アリガトウ 


 永い間アリガトウ 
 身近な音から「光の波の挙動を」考えて欲しい・・と言ったのですが ・ ・ ?。  音も(空気の波)の情報を(聴覚センサー)が受け取って(頭脳が解析判断する)感覚器官なので・・よく似た動作をするだろう・・と考えたのです。
 (光りと音の違い)
 さてこれまで、「光りや音の波」を繰り返してきたのは、「センサー感度のカラクリ」を、確実に理解して欲しかったのです。
 (音と光り)ではよく似た現象がある。と言いましたが・・、(基本的な違い)もあるので・・波としての(共通現象)と(光りだけのモノ)とを、その場に合わせて 旨く使い分けて下さい。
 ※ 音は媒質(変化するモノ)を伝わる波ですが、光り(電磁波)は、媒質ナシ(真空中9でも単独で伝播します。
 (光りと色の関係)
 「光りと色(料)のどちらが、色を作る(決める)のでしょうか?・・」
 * 光りは、視覚(色感覚)の発生の根本原因ですが・・、色温度の形で、全体的な(色範囲や色の分布傾向)を決めるだけです。
 * 色料や景色などは(自発光はしませんが)外からの光りを選別して特定の(色)を返すので・・、外光の中から(色を選んだ)・・コトになります。
 * 結局、どちらも単独では、色を決めては、いないのです。最終的に色を決めるのは、物性(光や色の性質)を利用した「視覚システムの働き」だったのです。
 ←(禅問答のようですが・・、上の手順をシッカリ身に付けて下さいネ)
 (光りはフラッシュ、色料は配置)
 旧来の色彩学では、光りを三原(色素)として、原色や光りを(固定)物量のように見て、それを配分(移動)することで、新しい色が生れる・・と考えたのですま。
 新色彩では、ピーク波長の電球が一瞬光るだけで、電球の波長分布と光る頻度が、光の強さです。可視光の(分布傾斜)から(ピーク位置を推測して)色が決められるのです。
 光の色は、物体を照射するまでに、途中の散乱やフィルタで「変化しますが・・」
 物体から外へ向かう(表面散乱光)は、物体(色料)の配置(配分比率)で決まっています。物体は一定比率の光りを返すだけです。
 つまり、従来の三原色は「既存の色を探す」と言う発想ですが・・、新色彩では、視覚システムが技を駆使して、光の状態を計測し、料に便利な形で知らせてきた・・ということです。

 (さいごに)
 いよいよ(講義を終わりましょう)。 講義を終えるに当たって、何かお役に立つ話を・・、 と考えたのですが・・、
コレまでの講義で、少なからぬ成果も上がったし・・〔みなさん本当にヨク尾いて来られました}・・、実は、筆者自身が、この上ない勉強をさせて頂きました。感謝しています。 
さて この講座を通して、常に筆者の心に残ったのは、「自然の技」についてです。 皆さんも、随所で見られた(驚嘆すべき自然の技)を見逃さないで下さい
 * 最新デジカメの上を行く光学関係の構造(高性能短玉レンズ)〔特殊センサー)
 * 頭脳コンユータとの協調、 情報の収集・伝送システムの展開、補色待ち受
 * 昼夜に亘る感度範囲 〔対数圧縮・副尺方式)
 * システムの方式 レーダー方式、蓄積データ 色軸・座標変換方式
 * データ処理 (移動平均・自動色バランス、無色、・・などなど・・
  筆者は呆気に取られて、驚愕するばかり(この年だが人生観が変わるヨ)でした。    このスバラシイ自然の技を、貴方もゼヒ堪能して下さい

長い間(不慣れな筆者の纏まらない講義に)のお交際い頂き感謝です・・ これからは、散漫になった講義を纏めて行こうと思っていますが・・具体的にどうするのかは決っていません。 その他モロモロは後ほどお知らせをスルコトにして・・まずは講義の終了とさせていただきます。 本当にアリガトウ・・ございました。