色彩感覚 ? 


 色彩感覚
(色彩感覚)
 私達は、永年の生活の中で、色に対する一定の(観念や感覚)を、自然に身に着けています。 これらは、後に学んだ(色彩学)と結んで(更に深く沈着)して(貴方の色彩の常識)となっていますネ。
 例えば(色)の観念ですが、・・(三原色)の超微細な粒子が、光や物に付着するので(色光)や(表面色)が出来て、色が見える・・(色素)の考え方が、三原色の裏に固定しているのです。
* ←(色光や色料)など(色素)の仲介なしに(光の変化が→、即(色へ)というのは、理解し難いし、すぐには対応しないものです。
* (光の弱い所が暗く見える)これが常識化しているので、・・全く(光が無い所が黒い)と思うのですが、昼間や照明光の下には(黒色)部分がありますが、霧や曇天で(真っ黒)な所はありません。(白があって始めて黒が存在するのです)
* 絵の具などでは、色料を重ねて塗るほど(色が濃く・ハッキリ)するように思いますが・・次第に色は、暗く弱くなってきます。光が強く明るいほど、色は弱くなってくるのです。←(強い光は、色度も強いだろう、と思うのが(色素観念)です)
* 大都市の夜は(少し青い)夜空が(星より明るいので)夜の星は(全部隠されて)見えません。
* 昼間、飛行機が飛び立って行きました。暫くすると機影は(暗くなって)見えなくなります。 夜は(もっと暗い)標識電灯が、遠くからでもよく見えます。見える限度は、光の明るさではなく周辺の景色との(明るさの対比)で決まるのです。 (マー、これぐらいにしときましょう)

 なぜこんな話を出したのか・・?、
 私達は、物事を(論理的に 考える)ことは苦手で、大抵は先に(勘で判断)を下してから、後に色々の理屈をつけて説明をしている・・ことが多いのです。
 とくに(色彩の場合)などでは・・(心理的な要因)が、現象に複雑に絡んでいて、理論の組立てが難しい(素直に行かない)ケースが出てくるようです。
 (色彩の感覚)は、色々の経験で養われ(学ではない)身に着けるものです(勉強より大切)。
 上の例は、(学)では教えてくれません。(感覚)を正しく養って欲しかった、・・から、出したものです。
 ゴタクが多くなりました・・ゴメンヨ(でもこんなことが大事だと思うから・・・柔らかアタマを養ってネ・・)

(旧色彩学 考)
 これまでの色彩学が、何故色を掴めなかったのでしょうか?・・・旧来からの固定的な(色の観念)や(三原色・色彩学)による(色感覚)に嵌り込んで(身動きが出来なかった)ようです。
 光物理から(色々の知見)が寄せられました。 これらを受け容れ・新理論をくみ上げるか・・どうか・・議論にはなったが(対立の元になり)・・結局(利活用されない)できたようです。
 (色の原理)に関しても、基本的な(解明が不十分)なまま、色への接続を焦り(すべて不適格)の烙印を押したように思われるのです。
 これまでは、余りにも「短刀直入に(それも間違った)三原色の色配置に(ムリヤリ)適合させようとした」のでは?・・・

(センサーの働き)
 ここで筆者は(コンピュータ屋さんだから)、視覚のシステム設計(役割分担←目のセンサー・信号伝達・頭脳による解析・・)を考えました。
 目には4つのセンサーがあり、夫々の仕事範囲は?・・
*(Mセンサー)は、視覚範囲の中央で最も多くの光を受ける(植物は葉緑素・エビカニは赤い)
*(Lセンサー)は、実質の波長感知範囲を赤外域にまで広げ得るので、広範囲のサーチ
*(Sセンサー)は、紫外線域は、有害危険なので、危険報知や光量絞りをする
*(Lセンサー)は、視覚の全範囲をカバーして、動作レベルの基準値を作る。白黒だが精密な明暗画像なので、輪郭・図形などの空間判断、色の質感・・その他の利用範囲があるハズ・・、
 色の組立てのために、(センサー)にはどのような仕様が求められるのか・・・
頭脳コンピュータには、(センサー活動とは、一応切り離して)(利用の面から・・、どんな色彩要求が出て、どんな解析が求められるのか・・を、逆に考えて見ることも要るように思うのですが・・・